蔵元について

静かに、そしてゆっくりと流れる時の流れ・・・
時代と共に愛されし「刻ノ味ワイ」

醸造元　醉心山根本店
所在地：広島県三原市

瀬戸内海の豊かな恵みにはぐくまれ、美味しい魚介類が沢山採れ、特にタコ漁が盛んな街です。醉心は瀬戸内海の魚料理と良く合うお酒として知られております。

醉心の由来

創業は万延元年（一八六〇年）。明治の中期、当時二十の銘柄を有していたが当時の当主がこれを一つにまとめんと昼夜考え、その夢枕に白髪の老人が現れ『醉心（よいごころ）』と命名。以後、３号酵母の発見、技術面の向上等もあって有名になるに従い『醉心（すいしん）』と呼ばれるようになる。

横山大観と醉心

日本画の巨匠横山大観（よこやまたいかん）は晩年でも一日一升は飲んでいたという酒仙だが、彼が最も愛飲した酒が三原市の醉心だった。大観とのつながりが深かったのは三代目の山根薫（やまねかおる）社長で、出会いは昭和初期にさかのぼる。
醉心山根本店の神田の出店にいつも酒を買いに来る上品な女性がいた。どなたかと店の人が尋ねたところ横山大観の夫人だという。興味を持った薫が大観の自宅に伺い酒造りの話をしたところ、名人は名人を知るということか、たちまち意気投合して『酒づくりも、絵をかくのも芸術だ』と大観は大いに共鳴した。感動した薫は、一生の飲み分を約束した。

こだわりの造り

現在、醉心は理想の酒質として、大観が終生愛飲した如く『飲みあきしない酒』を心に描きながら、酒造米に『山田錦』や広島独自の酒米である『八反』・『千本錦』などを使用し、仕込み水には広島県福富町『鷹ノ巣山』山麓「ぶなの原生林」より涌き出る軟水の天然水を使用するなど積極的に商品開発に取り組みながらも『突き破精』の麹作りの伝統を護り、手造りと自然の力を活かすよう酒造りの基本に徹している。

店長よりご挨拶

株式会社山根東京本社の醉心オンラインショップ・サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。

広島銘酒「醉心」蔵元出身の創業者（1911〜2004）が昭和10年蔵元の東京支店長とし て醉心の東京販売に携わったのが当社の始まりであります。
昭和24年に「株式会社山根東京本社」を設立し、以来、商いも多様化しておりますが、祖業は、銘酒「醉心」の販売なのです。地元で発見した超軟水の仕込み水で醸されるお酒は、優しく、且つ、しっかりした旨みのあるお酒に仕上がります。一度、口にされた方は、必ずと言っていいほど、リピーターになっていただいています。是非、一度、広島銘酒「醉心」をお試しになってみてください。

当ネット通販サイトを通じて、皆様に美味しいお酒をお届けし、皆様の幸せの一助になれば、これ以上の喜びはありません。